牧師のコラム

牧師先生のコラムを通して心の糧を満たすことができる時間になりますように。

2021-07-18
暑い夏に備えて
梅雨もいつのまにか過ぎ去ろうとしています。太陽の光を遮断する重い雲を見ながら、霊的沈滞に陥ったエリヤについて黙想してみました。エリヤはカルメル山で450対1の激しい戦闘を広げます(列王記第一18:22)。その結果について聖書はこのように記録しています。「すると、主の日が降り、全焼ささげ物と薪と石と土を焼き尽くし、溝の水もなめ尽くした」(列王記第一18:38)。エリヤはモーセと共に旧約を代表する人物です。そんな彼が脱水状態になりロデムの木の下で倒れています。これこそがか弱い人間の姿なのです。エリヤをこのようにした決定的な原因は、イゼベルにあります。「すると、イゼベルは使者をエリヤのところに遣わして言った。『もし私が、明日の今ごろまでに、おまえのいのちをあの者たちの一人のいのちのようにしなかったなら、神々がこの私を幾重にも罰せられるように』」(列王記第一19:2)。この脅威を前にして、エリヤはベエル・シェバの荒野へ逃げて行きます。落胆し、残りの自分のいのちを取ってほしいと願う哀れな姿を見せます(列王記第一19:4)。私たちが重ねて警戒しなくてはならないのは、このような落胆なのです。落胆は、気力が萎え自信感を失った心の状態を指します。心に力を失うことは、肉体の力を失うことよりもはるかに恐ろしいことです。健康な肉体に健全な心が宿るという言葉の通り、体と心は一体であります。健康な体を管理しなくてはならない理由がここにあります。神の御声に敏感であったエリヤでさえ、疲れて落胆した余り、自暴自棄となっています。神は天使を彼に送り、「焼け石で焼いたパン菓子一つと、水の入った壺」(列王記第一19:6)を食べて休息をとるよう言います。英国のスポルジョン(Charles Haddon Spurgeon)牧師は、「休憩は時間の無駄ではなく、体を健康にする神の摂理」という言葉を残しています。梅雨が終わると猛暑が予想されます。暑い夏の休暇の計画を家族と一緒に立てながら、神様が与えて下さった恵みを黙想し、再び力強く立ち上がる風と火花の教会家族となられますことを、主の御名によってお祈り致します。
兪泰鎬
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